読書感想文
徹夜ならぬ徹昼する為この期に及んで満喫に行った。
自宅にいると寝てしまうし図書館にいても寝てしまう。となれば娯楽しかない。
満喫はタダではない。私も本気だ。
- 「NANA」
人気漫画家らしく、ストーリーの展開の仕方や小道具の使い方などよくできている。
キャラクターなどもきちんと考えて作っているんだろうと思う。少なくとも最終巻まで読ませる力はあった。
ただ、私自身がターゲットの読者層でないためか全く心に響かない。
この作者はこの漫画を通して何を訴えたかったのだろう。
いつ恋人が不慮の事故でくたばるとも知れんので変な意地を張らずに日頃からラブラブしておきましょう、というぐらいの教訓しか読み取れなかった。
その他気になったのが登場人物の一人が大学在学中に司法試験に現役合格しているという設定。
確か2000年頃の話だから旧試験。バンド活動をやりながら、予備校に通う描写もなくあっさりと。
ああ、凄いね凄いね羨ましい限りだ。わっはっは。
- 「海の闇、月の影」
こちらも最後まで読んだ。
荒唐無稽な話でも、作者の表現力が優れていれば読ませる作品になることが分かる。
私がストーリーを考える際には、如何に現実に擦り合わせるかばかり意識してしまうが、それよりも表現力を磨いた方がいいのかも知れない。
しかし、何たって少女漫画に出てくる男性キャラクターというのは嘘臭いんだろう。
その行動原理たるや全く理解できない。
男性向けの漫画に出てくる女性キャラクターも同じ。
ただ作品を通して、作者がどのようなアニマ・アニムス像を抱いているか何となく読み取れる気がすることがある。まあ商売なのである程度ターゲットの読者層に向けて狙って書いているところもあるのだろうが…。
そういう言い訳を立てられないうちは、自分が考えた恋愛にまつわるストーリーを他人に見せることは性癖の吐露に他ならない。あぁ恥ずかしい。
こうして中学生の頃抱いた小説家になる夢は断念せざるを得なかった。